トルコの絵本「ホジャ」
無職なのをいいことに、ずいぶんと更新できました。
(もちろん就活はしてるのですが、求人がなくてどうにもこうにも……( ̄~ ̄;)う~む)
さて、番外編です。
今回はトルコで買った絵本を紹介いたします。
「ナスレッティン ホジャ」といいまして、人の名前です。
どうやらトルコではかなり有名なお話。
日本でいえば「一休さん」とガイドさんが言ってましたが、私が思うに「水戸黄門」みたいです。
(ホジャは地位もあり、時の王様の手も煩わさせているから)
一休さんのように機知やとんちに満ちてなく、どちらかと言えばひねくれ者。
名言ならず迷言も多く、図々しくてわがままなおじいちゃんだけど、憎めない人です。
ホジャの言葉は古くからトルコの人の生活の智恵となり、希望にもなりました。
本来は人から人へ語らえたものを活字にし、トルコ語から英語、それを日本語に翻訳したものです。
翻訳者が昔の人なのか、言葉が古いんですよ。
「三助」ってわかります?
銭湯で湯を沸かしたり、客の体を洗ったりする男の使用人と辞書にありました。
絵本なのに小さな子には解かりにくい表現になっています。
そもそも、大人向けの話しなんです。
また、イラストではあきらかにザルなのに、訳ではひしゃくになってたり。
活字の大きさもバラバラ。突然、傾いた字になったり。
同じ話しが何度も出てきたり。(読むたび、これ、読んだよ~と思いました)
雑なつくりも面白いです。
いろんな国の言葉に翻訳されており、一冊1,000円で買いました。
約100ページがフルカラーでどの見開きにもイラスト入り。高くないですよ。
では、お話を2つご紹介します。
まず、一夫多妻の国と思ってください。
ホジャの2人の奥さんは、どちらもやきもちやき出です。
「どっちをより愛しているの?」
「どっちも同じだよ」
「もしもよ、私たちが湖で船に乗ってて、ふたりと沈んだとしたら、どっちを助けるの?」
ホジャは年寄りの奥さんをみて言いました。
「確か、お前は泳げるはずだよね」
次のお話です――
ホジャはお見合い結婚しました。
当時の習慣として、結婚式を終えた夜に花嫁のベールを取って初めて妻の顔を見るわけです。
そして、ホジャは花嫁を見て、ガッカリしました。
翌日、一緒に挨拶回りに出かける時、新妻が夫に尋ねました。
誰に顔を見せてよいか誰に隠すべきか、夫の意見に従うわけです。
ホジャは優しく言いました。
「誰に顔を見せてもいいよ。でも、わしにだけは見せんでおくれ」
……結構、奥さんに冷たいんですよ~。(笑)
バカな話しから、ちゃんと風刺のきいた話しまで多彩です。
興味があったら探してみてください。
トルコ紀行、ご愛読ありがとうございました。
ずっと読んでたよ!なんだか1ヶ月位旅した気分です^^
ふら・・・じゃない、ココさんの文章力もさすがだな!って
思いながら読んでました。
絵本も面白そうだね!
nipponじゃない、noppoさん、さんきゅー!
暇だから、毎日更新しちゃったよ。(笑)
しかも一ヶ月以上、ダラダラと……。( ̄~ ̄;)
文章はチェックしないで栗。いい加減なんで。
そちらもマッチャ、バジル、キウイの日常、毎日見てるよ!
毎日大変だと思うけど、これからも頑張ってね♪